2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

たぬきの尻尾Ⅵ

たぬきは謙遜な心情が大嫌い! ソクラテスは無知の知を説きました。 イエスキリストは神への謙遜を説きました。 考えてみますと、、、 これは、特別なことではありません。 私たち人間にとって、神様、霊界、人生、運命など、人知では計り知れないものが、多…

たぬきの尻尾Ⅴ

「人間五十年 下天の内をくらぶれば 夢幻の如くなり」 能の「敦盛」の一節です。 天上(永遠)の世界から見たならば、この地上界で生きる人生などまさに一瞬、、、夢幻のようなものだ、、、、というものです。 天上(永遠)の世界から、縁あってこの地上に生…

たぬきの尻尾Ⅳ

「骨抜きにする」という言葉があります。 たぬき(偽り者)が最も恐れるのが何かというと、、、骨(覚悟)のある人間です。 骨(覚悟)のある人間とは、命に代えてもこれだけは守るという信念(心の芯棒)を持つ者です。 そういう人は、ぶれません。 骨(覚…

たぬきの尻尾Ⅲ

心の偏り(党派心)が不幸をつくる。 例えば「人を支配したい」「人に支配されたい」どちらも偏った思いです。 しかし、今の世の中は「あなたは支配する側がいいの?」「支配される側がいいの?」という言い方をします。 もちろん、これは意図的に作り出され…

たぬきの尻尾Ⅱ

世の中から不幸がなくならない理由を知ってますか? 一言で言うと、人の中に抗体がないということです。 抗体とは悪意を跳ね返す力のことです。 悪意とは、自分の思い通りに人を動かそうとする支配欲のことです。 悪意のない一般的な人々にとって一番良いの…

たぬきの尻尾Ⅱ

見える化① 例えば、ここに結婚詐欺にあい100万円騙し取られた女性がいるとします。 この女性が不幸になったのは、①悪意を持った男がいたこと。②その男と出会ったこと。③男の言われるままに100万円を渡したこと、、、です。 つまり、不幸の要因は、三つ…

たぬきの尻尾Ⅰ

たぬきの尻尾理論 人間の心理として、病気でもなんでも正体が分からないものが恐ろしい、、、と言いました。 人間の不幸も、同じ事です。 それが恐ろしいのは、その正体が分からないから、、、です 新型コロナウイルスが、今世界的に猛威を振るっているとい…

不幸はパターン化すれば怖くないⅠ

不幸に必ず原因があります。 それは、目に見ることができません。 しかしよく観察してみると、そこにはあるパターンが存在していることが分かります。 そのパターンとは、どんなものなのかについて考えてみたいと思います。 先ず、不幸の定義ですが、 ここで…

弁証法と和の精神Ⅹ

和の精神における 「ずらす」と「煽る」 和の精神も「ずらす」と「煽る」の工作にかかっていることにお気付きでしょうか? あなたは、誰とでもと仲良くすることが和の精神と思っていないでしょうか? もしあなたが、自分が相手に合わせて仲良くすることが和…

弁証法と和の精神Ⅸ

党派心を誘引する工作とは! 彼らの工作は「ずらす」と「煽る」です。 これが、全てです。 律法学者やパリサイ人たちの目的は、最初からイエスキリストの口を封じることにありました。 彼らにとって重要なのは、自分の利益や権力(党派心)を守ることであっ…

弁証法と和の精神Ⅷ

前回、、、 民衆の党派心を鎮めるのが聖人君主。 民衆の党派心を操るのが極悪人。 と言いました。 そして民衆とは、党派心が何なのかすら理解していない、、、大多数の人々です。 イエスキリストが、聖人であることに異を唱える者はいないと思います。。 し…

弁証法と和の精神Ⅶ

党派心とは何か? 一言でいうと不幸の原因です。 和の精神から見ると、その対極にあるもの、、、すなわち分裂や諍いの原因となる情念が党派心(たむら)です。 聖徳太子は17条憲法の第1条で「人皆党(たむら)有り、また達(さと)れる者は少なし」 と言って…

弁証法と和の精神Ⅶ

では、西洋に和の精神は存在しないのでしょうか? そんなことはありません。 日本に和の精神があるとするならば、西洋にはキリスト教精神があります。 イエス・キリストは「まず神を愛し、隣り人を愛せよ」と説いています。 これは、西郷隆盛が胸に座右の銘…

弁証法と和の精神Ⅵ

単に私腹を肥やそうとする者が、意図的に右だ左だという対立の構図をつくり出し、勝者万能の土俵(弁証法的思考の世界)に我々を誘導しています。 その目的は、何でしょうか? 彼らは、和の精神を日本人の心の中から消してしまいたいのです。 彼らからすると…

弁証法と和の精神Ⅴ

分断工作というものがあります。 例えば、幕末時代にイギリスは薩長に擦り寄り、フランスは幕府を後押ししました。 彼らは、幕府と薩長の双方に武器弾薬を提供し、互の対立を後ろで煽って内戦を引き起こさせようとしたのです。 これは彼らの常套手段です。 A…

弁証法と和の精神Ⅳ

「和を以て貴しと為す」とは、、、悪いものが混入していない和の心! これこそが一番貴いという戒めの言葉です。 和の心は、後ろめたいものが混入していないがゆえに、何ものにも動じることがありません。 だから、和なる心で臨めば、全ての事柄は道理にかな…

弁証法と和の精神Ⅲ

不幸の構図は支配・被支配にあり、そして、その構図は私たちの中にある「ごうまん」・「うらみ」から作られている、、、。 これが、私の主張するところです。 人間が党派心をもって対立する時、そこには必ず争いが生じ、血が流れ命が失われ遺恨が残る、、、…

弁証法と和の精神Ⅱ

和の精神(日本の思考方式) では、我が日本国はどうでしょうか? 和の精神です。 これを最も端的に表しているのが、聖徳太子の17条憲法です。 一に曰く 和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党(たむら)有り、また達(…

弁証法と和の精神

左翼とか右翼という考え方は、日本に適しているのでしょうか、、、? 左翼・右翼の語源はフランス革命期の議会にあります。 自分たちの地位、権利を保守したい者(貴族)たちが議会の右側に座し、自由、平等、民主という理念の下に既成の権力構造を革新した…

戦争を企てる者が、平和を叫ぶって知ってますか?

知っていますか? 戦争を企てる者が、平和を叫び、 拝金主義者が、環境保護運動を主導し、 差別主義者が、人種差別反対を唱える。 暴力主義者が反戦を叫び、 情報操作している者が、言論の自由を主張し、 独裁を企む者が、民主主義を唱えている、、、。 とい…

マウントをとる

マウントをとるという言葉があります。 最近このような言葉が違和感なく使われています。 ということは、、、 私たちは、ますます人間を優劣の関係とか上下の関係でしか見られなくなっているということの証拠です。 それだけ唯物思想が浸透しきっているとい…

唯物思想の恐ろしさ

あなたは、唯物思想の恐ろしさを知っているでしょうか? 私たちは学校で唯物史観を習い、 ダーウィンの進化論を習い、マルクス経済学の労働価値説などを習い、西洋の啓蒙思想などの理性万能主義があたかも尊いもののごとくに習っています。 それに対し、日本…

保守とリベラル(不幸の構図が出来てしまう理由)

保守とリベラル(以前は保守に対して革新と言っていましたが、今はリベラルと言っています。)の根底にある思いを一言で言うと、、、 保守は、神仏や先祖、伝統や大自然など大いなるものに対する謙遜の念。 リベラルは、神仏にも取って代わり、大自然、人類…

支配、被支配という不幸の構図

親が子を虐待するという不幸な事件が後を絶ちません。 これも支配、被支配という不幸の構図に当てはまります。 親が子をコントロール(支配)するのが正しいと思い込んでいるからです。 しかし、それは囚われた思いでしかありません。 子を躾けることと、子…

不幸の構図は、、、

不幸の構図は、、、たった一つ。 支配と被支配の関係であるといいました。 なぜそれが不幸なのかは、言うまでもありません。 支配する側が支配受ける側を自分の思いのままに利用し、差別し、搾取し、自由や人権までも奪うようになるからです。 歴史的にそれ…