不幸はパターン化すれば怖くないⅠ
不幸に必ず原因があります。
それは、目に見ることができません。
しかしよく観察してみると、そこにはあるパターンが存在していることが分かります。
そのパターンとは、どんなものなのかについて考えてみたいと思います。
先ず、不幸の定義ですが、 ここで言う不幸は、良かれと思ってなしたことが、結果として諍い、不和、破滅などの状況に陥ってしまうこと、、、とします。
つまり、悪意のない人間が、悪い状態に陥るということが、ここで言う不幸です。
次に、ではどうしてそうなるのかと言う、、、不幸の要因についてですが、三つ上げることができます。
①何らかの悪意(邪悪なる波動)の存在。
②その悪意と自分を結びつける何か(ルート)の存在。
③悪意(邪悪なる波動)が人の中で働く悪作用の存在、、、です。
そして、不幸の結果が生じます。
これが、不幸のパターンです。
よく見て欲しいのですが、これは健康な人間がウィルスに感染し病気になるのとよく似ています。
それでこれを不幸のウイルス感染理論と名付けることに致します。
今、はやりの新型肺炎を例に考えてみましょう。
肺炎発症の要因もやはり三つです。
①コロナウイルスの存在。
②ウイルスが人体に入るルートの存在。
③ウイルスが人体に与える悪作用の存在、、、です。
結果、最悪の場合健康な人間が死に至る、、、というもです。
パターンは全く同じですね。
病気の場合、最も恐ろしいのが原因が解からないということです。
かつてヨーロッパでペストが流行した時に、人々は恐怖のどん底に突き落とされました。
原因が解からなかったからです。
当時の人々は、悪魔の呪いのように考えて、神に祈るしかなかったのです。
しかし、今ではペストを恐れる者はいなくなりました。
原因であるペスト菌の存在が分かり、感染ルートが解明されたためです。
つまり、病気でもなんでも正体が分からないものが恐ろしい、、、のです。
これが人間の心理です。
逆を言いますと、、、その仕組みがはっきりと分かれば恐ろしくもなんともないということです。
これをたぬきの尻尾理論と呼ぶことにします。