不幸のからくり

不幸のからくり21

幸せの構図 支配・被支配の関係こそが、不幸の構図であると言いました。 その関係性の中に、真の喜びはあり得ないからです。 ジャイアンとのび太とスネ夫の関係のように、強い者が弱い者をいじめ、弱いものは強い者に媚びるという支配・被支配の関係は、成長…

不幸のからくり20

法と秩序のからくり2 奪い合いの競争原理が、、、 相手を服従させる強大な軍事力を作り出し、、、 利益を独占するためにグローバル経済圏を作り出し、、、 有り余る財と権力で、 政治、経済、軍事、主義、思想、科学、産業、医学、薬学など、、、 あらゆる…

不幸のからくり19

法と秩序のからくり 一般的な家庭では、子供が親を支配するということはありません。 親の方が力を持っているからです。 腕力はもちろんですが、知力も、経済力もです。 本来、、、 ルールや秩序というものは、公正な判断力を持つ大人が、それ相応の権威を持…

不幸のからくり18

私たちの未熟さが、不幸のからくりを容認している。 一般的に、、、 家庭内で兄弟喧嘩が生じても大きな問題になりません。 大人(親)が止めるからです。 大人(親)の道理(公正な判断力)の方が、子供の理屈(奪い合い)を上回っているのです。 それで、家…

不幸のからくり17

まとめ 「不幸のからくり」について、まとめてみたいと思います。 人間に不幸をもたらしているのは、支配・被支配の関係です。 支配・被支配の関係は、力の原理によって作られます。 今の世界は、、、 力の原理で動き、支配・被支配の構図が出来ています。 …

不幸のからくりⅩⅥ

人類は、自己保身(支配欲と依存心)から脱却していない。 その人間の心が、今の世界を形作っている。 これが、現状なのです。 今の世界の二大大国、アメリカと中国を見てみましょう。 アメリカは、自由主義を掲げていますが、一握りの大富豪が、全体を牛耳…

不幸のからくりⅩⅤ

世の中の矛盾を解く解かないは私たち次第 平等を旗印に掲げる者たちが、実際には力による人間支配を目指し、 自由を旗印に掲げる者たちが、金による人間支配を実行してきました。 同様に、、、 人権を唱える者たちは、その裏で自分が権力や金を握ることを目…

不幸のからくりⅩⅣ

矛盾 歴史の事実として、、、 平等を旗印にした共産主義が、完全なる不平等社会(ソ連、中国、北朝鮮)を実現しました。 そして、、、 自由を旗印にした自由主義が、奴隷貿易という完全なる自由剝奪(西洋列強)をしてきました。 これは、明らかに、、、 矛…

不幸のからくりⅩⅢ

学ぶと鵜呑み 事実として歴史は、平等を旗印にした共産主義が、完全なる不平等社会を実現し、 自由を旗印にした自由主義は、奴隷貿易という完全なる自由剝奪をしてきました。 明らかに、、、 人類の歴史は、矛盾と偽りに満ちています。 しかし、、、 「それ…

不幸のからくりⅫ

学び 植物も動物も人間も成長期間を経て成熟するようになっています。 そかし、、、 人間だけは、その期間学びが不可欠です。 つまり、、、 人間は、学ばずには成人(自立した人)できないように成っている、、、 と言うことです。 福沢諭吉先生は「学問のす…

不幸のからくりⅪ

松下幸之助先生の言葉にちなんで、、、 日本の伝統的精神は「主座を保つ」と「和の精神」だと言いました。 これは、自分の中に縦と横の軸を持つということです。 そして、「衆知を集める」ですが、、、 これは、常に自分の中の縦横の軸のぶれを正すというこ…

不幸のからくりⅩ

子供が成長し、やがて大人になり自立して行くのは自然の流れです。 子供の時は稚気を離れることができず、目の前にあるおもちゃや食べ物に執着し、兄弟喧嘩をしたりするものですが、大人になるとそういう目先の些細なことに囚われなくなります。 それは、、…

不幸のからくりⅨ

グローバリズムとナショナリズムの本質 「主座を保つ」という言葉があります。 松下幸之助先生の言葉です。 これは、、、 「日本人としての自立性・主体性を保つ」という意味ですが、 松下先生は、これを日本の伝統精神の一つに挙げています。 例えば、、、 …

不幸のからくりⅧ

人類の不幸 子供がオモチャを取り合ってケンカをするのは、仕方がありません。 子供だからです。 子供は成長過程で様々な社会のルールや、人としての道理や美徳などを学んでゆくものだからです。 人間、一個人に成長過程があるように、、、 人間全体(人類)…

不幸のからくりⅦ

「不幸と自立出来ないことを繋げて考える」、、、 ということを、通常、人は、あまり致しません。 それで、、、 「稚心(偏り)を拭うこと」の重要性を、真剣に考えるということも、 また、、、無いのです。 そこに、、、 「不幸のからくり」が潜んでいるの…

不幸のからくりⅥ

「偏り」をまた別の言い方をしてみますと、、、 「稚心」です。 どういう事かというと、、、 幼稚な子供は、母の膝を独占したがり、甘いお菓子を食べたがり、オモチャを欲しがります。 兄弟がいれば、それらを奪い合うために喧嘩します。 つまり、、、 幼児…

不幸のからくりⅤ

自分の癖が、不幸の関係性を作っている。 では、、、、 癖とは何でしょうか? 一言でいうと「偏り」です。 偏見、思い込み、歪み、党派心、、、、という偏った思いのことです。 そして、、、 癖(偏り)が弱点である、、、というのは、 偏っていることに気付…

不幸のからくりⅣ

弱点は突かずにはいられない、、、? 昔の人は、 「人間無くて七癖」と言いました。 また「一歩外を出たら七人の敵がいる」、、、 とも言いました。 これを、、、 少し言い方を変えて見ます。 七癖と言うのは、私の弱点のことであり、、、 七人の敵とは、そ…

不幸のからくりⅢ

不幸のからくりを解くカギ 表面的には、、、 不幸は、加害者と被害者として現れます。 いじめで言うならば、いじめる側といじめられる側となります。 しかし、、、 いじめる側が、誰か他の者からいじめられることもあり、 いじめられる側が、他者をいじめる…

不幸のからくりⅡ

不幸には需要と供給の関係がある。 世の中から悪人が無くなれば、それに越したことはありません。 しかし、、、 世の中を深く観察してみると、、、どうも、そうはならないように思われます。 なぜなら、、、不幸には需要と供給の関係があるからです。 つまり…

不幸のからくりⅠ

たぬきとは、何か? たぬきとは、誰か特定の人間を言っているのではありません。 もちろん、動物でも妖怪の類でもありません。 私たち人間の中にある不幸の原因を指して言っています。 不幸は、単独で発生するのではなく、必ず関係性の中から生じます。 その…