不幸のからくり20

法と秩序のからくり2

 

奪い合いの競争原理が、、、

相手を服従させる強大な軍事力を作り出し、、、

利益を独占するためにグローバル経済圏を作り出し、、、

有り余る財と権力で、

政治、経済、軍事、主義、思想、科学、産業、医学、薬学など、、、

あらゆる分野で知識の集積をなし、最高の知力を獲得しました。

そして、、、

全ての分野で、彼らを中心とした仕組み(法による秩序)を作り出すことに成功しているのです。

 

しかし、、、

この仕組みが、永久に続くことはありません。

 

なぜならば、、、

所詮、これは子供の理屈に過ぎないからです。

 

人から搾取したり、支配して喜ぶ大人はいません。

また同様に、人に支配されて喜ぶ大人もいないのです。

 

つまり、今の世界の仕組みでは、、、

人と比べて勝った負けた、取り分が多い少ないで、浮かれたり、悲しんだりという

子供の喜びを実現することはできても、、、

大人の喜びを実現することはできないのです。

 

それで、、、

多くの人が、今の世の中の仕組みの中で、幸福や喜びを感じることができずにいるのでしょう。

 

でもむしろ、、、

それは、当たり前のことです。

もし健全な人間が、いつまでも子供の喜びに満足しているとしたら、、、

その方が、異常だからです。

 

「子供が成長して大人になる」、、、

これが、自然の法則であるならば、、、

奪い合いの子供の理屈からなる今の仕組み(法による秩序)は、

まもなく終焉を迎えるに違いありません。 

 

そして、、、

一人一人が、自立して、互いを尊重し合うことで実現する、

健全で自然なルールと秩序、、、

真の大人の喜びを実現する「新しい仕組み」ができるに違いはないのです。