不幸について考えてみる12

自己肯定感について考えてみる2

どうして自己肯定感を持てないというようなことが起こるのでしょうか?

一般的には、世間の風潮とか他人の価値観など外部からの想念に自分の本然の思いや考えが押しつぶされてしまい「自分は人に比べてダメな人間だ」と悲観してしまう事によって起こります。

例えば、、、

容姿がいいとか悪いとか

勉強できるとかできないとか

運動できるとかできないとか

仕事ができるとかできないとか

あるいは金持ちだとか貧乏だとか  

地位が高いとか低いとか

勝ち組だとか負け組だとかいうような、、、

物事を比較していい悪いを判断する風潮や価値観があるとします。

自分としてはそういう風潮や価値観は好きではないし、そもそも性格がそういうものに向いていない、、、

しかし、周囲の想念に引きずられて、そういう価値観に染まっていく中でだんだんと自信を失ってしまう。

それで、自己肯定感を持てないとなるのです。

 

「こんなもの自分とは関係ない!」と言って外部からの侵入者(想念)など追い払ってしまえばよいのですが、それが出来ないのです。

どうしてでしょうか?

それは、多くの場合「本当の自分」というものが、あまりにも弱く繊細で、引っ込み思案だからです。

対する外部からの侵入者は、あまりにも強力です。

横暴で図太く、しかも高圧的なのです。

少しでも気を許すと「これが常識だ」と言う顔をして、ずかずかと心の中に土足で踏み込んできて「本当の自分」は首根っこを押さえられて身動きできなくされてしまう、、、そのような性質なのです。

さらに悪いことに、、、

周囲を見渡しても味方がいないのです。

ほとんどの人は、すでにその高圧的な侵入者の勢力の支配下に落ちてしまっているからです。

あなたが、もし外部からの侵入者かに対して「これは、自分じゃない!」などと主張したならば、周囲の人たちを敵に回すことになってしまうのです。

もともとの引っ込み思案に加え、多勢に無勢なのです。

これはもう、勝負になりません。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

跳ね返すことができなくとも、受け流すことです。

うわべはともかくとして、そういう偽りものは絶対に受け入れないことです。

このようなのものを、まともに心に受け入れてしまうと本当の自分を失ってしまうからです。