グローバリスト

唯物史観ワンワールドというキーワードから分かること

歴史観は縦軸、ワンワールドは横軸です。

これはキリスト教における神様の創造史観と神様中心のワンワールドからきています。

西洋人の価値観の基本形はこれです。

 

ですから西洋を起点として二分化された自由主義陣営と共産主義陣営もこの基本形になっています。

 

自由主義陣営は神のもとに人間は自由人権を保障されているとし、神中心の自由で民主的な世界を目指します。

共産主義陣営は唯物史観をもとに人間は科学的必然性によって物質的平等を実現すると言い、人間の理性で平等な分配をなすユートピアを目指します。

 

自由主義共産主義が世界を二分する思想になりえたのは、一つの歴史観(縦軸)と一つの世界観(横軸)を示したからです。

 

根底が支配・被支配の思想

人間が世界支配を目論むなどと言うと、多くの日本人にとって到底受け入れられる話ではありません。

日本には西洋のように一つの歴史観(縦軸)と一つの世界観(横軸)に凝り固まる習慣も性質もないからです。

和の精神を是とする日本人にとって世界支配など狂人の戯言以外何者でもありません。

 

しかし一つの歴史観と一つの世界観に基づいた人間が、世界を一つにまとめようとするのはあまりにも当然なことです。

 

自由主義陣営も共産主義陣営もよく見ると、その動機と目的は同一です。

彼らは世界を一つにまとめようとする人達(グローバリスト)です。

もちろん神のもとにではありません。

自分たちのもとにです。

 

グローバリストは自由を語り大衆から富や権力を奪うことに成功してきました。

平等を語り大衆から自由も平等も人権も搾取してきたのです。

民主を語り、大衆支配を実現してきたのです。

 

彼らの理想型は究極の反キリストです。

神に代わった一部の特権階級が人類を支配するということです。

彼らの言う自由平等民主とは、囲いの中にある家畜は自由で平等で民主だというのと変わりがありません。

彼らの中にある一つの歴史観と一つの世界観とは、支配者による歴史観であり支配者による世界観です。

そして、そのノウハウは長年にわたり蓄積されて研究し尽くされているのです。