邪気1

不幸の本質 「邪気」

 

自然の道理に従って、人間が正しく成長したならば、

健全な肉体と共に、精神的な正しい基準(縦横の軸)は、自ずから立ち、

ものごとを正しく判断できる、自立した大人になるはずです。

 

そうなれば、、、

自然と、幸福な世の中ができあがる、、、はずです。

しかし、、、

実際は世の中に不義不正は蔓延り、不幸は絶えません。

 

その原因は、、、

どこにあるのでしょうか?

その原因を、、、

ここでは、邪気と呼ぶことにします。

 

この世の中には、人々に正しく認識されていない力(邪気)の働きがあります。

その働きがあるため、人は無自覚のうちに不幸になるのです。

 

邪気の働きを一言で言うと、捻じ曲げることです。

邪気は、人の心身両面の真っ直ぐ伸びようとする、

健全で自然な力を捻じ曲げるのです。

素直でない人を指して「ねじれた性格」とか「ひねくれ者」などと言いますが、

もちろん、これは邪気の働きによるものと言えるでしょう。

言行不一致、二重人格、虚言癖、妄想癖など、人間に現れる矛盾のすべても、これのせいです。

また、、、

病気や事故、いざこざや犯罪も、そのほとんどがこれの働きによるのです。

 

そもそも、、、

この邪悪な力は、何なのでしょうか?

当然、、、自然のものではありません。

 

なぜならば、、、

自然界には、調和と永続性のみが存在するのであって、

それに反するもの(矛盾・破滅性)など存在しないからです。

 

ということは、、、

(自然界には存在しない)

人間界にのみ反自然(矛盾・破滅性)の力が存在していて、

私たち人間を、自然の原則(調和と永続性)の範疇から逸脱させているということです。

 

つまり、、、

不幸の本質とは、、、

本来ならば、自然の原則に則って正しく成長するようになっている

私たち人間の心身の正しい基準を、

ことごとく捻じ曲げてしまう邪気というものが存在している、、、

ということであり、

私たちのほとんどが、そのことに気づかずに、影響を受けてしまっている

ところにあるです。