たぬきの尻尾Ⅶ

たぬきの工作

 

和の精神とは、単に A と B が仲良くするというところにあるのでありません。

心に一本筋が通っていることが、和の精神です。

中心軸(縦軸)が立っているからこそ、 A と B という横軸のバランスが取れるのです。

 

だから、和の精神が生きていた日本は、自由で、平等で、平和な国だったのです。

本来日本とは、和の精神に基づいた、自立した人間による、平和な国なのです。

 

さて、、、自立心のある人間と平和な世界ほど、、タヌキが嫌うものは、ありません。

 

そこで、たぬきの工作です。

①縦軸(心の中心軸)の分断工作

 

「神仏なんて迷信だよ!」

「伝統なんて時代遅れだよ!」

「目に見えないものなんて非科学的だよ!」、、、などと言って。

西洋的思想や、西洋的歴史観、物質万能主義をあたかも先進的で良いもの。

日本的思想や、日本的歴史観、和の精神を、時代遅れで悪いもの、、、と印象操作をします。

 

もちろん、意図的にです。

日本人の自立心(縦軸)を分断するための工作です。

 

神仏や尊敬すべき先祖、偉人たちと繋がった思想や歴史、、、

長い歴史の中で熟成されてきた精神、、、

そのような縦軸が、断ち切られたとき、、、

日本人は、どうなるのか、、、?

当然、、、

だけだけ自分だけの人間になります。

目先の損得で右にも左にもなびく人間です。

 

②横軸の分断工作(迎合と対立)

 次にタヌキが言うことは、、、

これをしたら儲かるよ、、、です。

たぬきが投げてくるエサは、決まってます。

まずはカネ、次に名誉と地位、そして女(女性には男)です。

 

これは、自分の側Aに引き込むための分断工作(迎合と対立)です。

要するに A 対 B の構図。

味方か敵か、、、という対立構造を作りたいのです。

骨抜きにされた人間は、ほとんど、、、、これに引っ掛かります。

だけだけ自分だけ、、、目先の損得で右にも左にもなびく人間に成り下がっているからです。

また、たぬきの腹に何があるのかなんて詮索しません。

反省も、覚悟もないからです。

 

たぬきの迎合人間となった者たちは、どっぷりと甘い汁を吸わされます。

そうなるともう、、、たぬきにコントロールされるままです。

たぬきが「あいつは俺たちの利権を奪う悪者だ!!!」と扇動すると、、、

「殺してしまえ!」と迎合します。

 

 

 ソクラテスもイエスキリストも、、、そうやって殺されました。

売国奴と言われる者達も、みんなそういうたぬき迎合人間です。

たぬきの縦軸の分断工作によって作られた操り人形なのです。

 

 

不幸のパターンは、いつも同じです。

今も昔も変わっていません。